漫画「開演のベルでおやすみ」ネタバレ感想。ネガティブすぎる主人公の熱すぎる高校演劇物語、開幕!!

どうも!ぴえ郎です!毎日漫画を漁りながら生活しています。

今回は高校演劇を題材にした作品を紹介!

漫画「開演のベルでおやすみ」あらすじ


©『開演のベルでおやすみ』)

”あらすじ”

「僕」以外の「誰か」になりきることで、グズな自分を責める気持ちを抑えていた高校生・吉井すばる。

転校初日、誰もいない教室で、周りから「王子」と呼ばれる同級生・御影千理になりきる姿を本人に目撃されてしまい…!?

カーテンの向こう側に知らない自分が待っている…!

白熱の高校演劇ストーリー、開幕!

今回は集英社・ジャンプ+より『開演のベルでおやすみ』という漫画を紹介します!

本作は高校演劇をテーマした作品です!

最近『マチネとソワレ』や『アクタージュ』など演劇・役者を題材にした作品を見かけますが、高校演劇を題材にした作品は珍しいですね。

さすがに個人的に大好きな大須賀めぐみさんが描いた『マチネとソワレ』は超えてこないとは思いますが期待している作品です!

それでは早速内容と感想を紹介していきたいと思います!!

※以下ネタバレが含まれているので注意

漫画「開演のベルでおやすみ」感想

登場人物

©『開演のベルでおやすみ』)

 

吉井 すばる

本作の主人公。

石川県から関東の県立高校に転向してきた高校1年生。

ネガティブな性格で常に周りの目を気にしながら生きている。

なんの取り柄もないと落ち込んでいたが・・・。

©『開演のベルでおやすみ』)

 

御影 千里

すばるのクラスメイト。演劇部所属。

学年トップの成績で運動神経も抜群。

人当たりが良いイケメンで周囲からは「王子」と呼ばれている。

ネガティブすぎる主人公


©『開演のベルでおやすみ』)

石川県から関東の高校に転校してきた吉井すばるは、人と接することが苦手で転校初日の自己紹介すらまともに出来ないでいました。

転校初日というだけあって、クラスメイトはすばるに積極的に話しかけて来ますがキョドってしまう始末。

そんな対人恐怖症のすばるとは正反対の生徒が教室に現れます。


©『開演のベルでおやすみ』)

周囲から「王子」と呼ばれるその生徒の名は御影千里

学年トップの成績と抜群の運動神経。

さらには人当たりも良く、爽やかイケメンというハイスペックぶり。

すばるは自分とは真逆の千里を見て羨ましく思うと同時に、クラスメイトととすらまともに会話できない自分に嫌気が指していました。

その日の放課後、誰もいなくなった教室で転校初日にも関わらず、何も出来なかった自分を卑下します。

運命の出会い


©『開演のベルでおやすみ』)

自己嫌悪に陥ったすばるは自分自身の意識に押しつぶされそうになっていました。

そんな現実から逃れるためにすばるが取った行動は「自分ではない他人になりきること」でした。

そこですばるは自分とは真逆の存在である千里になりきることに・・・。

千里なら転校初日の挨拶をどうするのか?


©『開演のベルでおやすみ』)

千里になりきって自己紹介の演技をするすばる。

他人になりきることで気持ちを落ち着かせていたその時!!?

千里になりきっていたところを千里本人に目撃されてしまう。

しかも、千里は一部始終を携帯のカメラに収めていました。


©『開演のベルでおやすみ』)

千里はその動画をダシにある取引を持ちかけます。

「きみに代役を頼みたい」

この出来事をキッカケにすばるの新たな人生が幕開けます!!

すばるの成長が見所!


©『開演のベルでおやすみ』)

本作の魅力の一つは主人公の成長が見られる所です!

ネガティブで常に周囲の目を気にして生きている主人公が”演劇””仲間”との出会いを通じて大きく成長していきます。

コンプレックスの塊のような人間が、人前に立って演技していくにつれて役者として、人間として成長していく様が見られる作品です。

他人とまともに会話が出来ないでいたすばるが、演劇という居場所を見つけたことでネガティブだった心情に変化が現れていきます。

また、常に他人に見下されていると感じているすばるですが、自分を認めてくれる演劇部のメンバーとの出会いが彼を変えていくのです!

高校演劇というテーマ


©『開演のベルでおやすみ』)

本作の最大の特徴は”高校演劇”をテーマにしているところです!

最近は『アクタージュ』『マチネとソワレ』など演劇・役者を題材にした作品をよく見かけますが、高校演劇を題材にしているのが他の作品との違いですね。

プロの役者の世界とは違い、演じるのは高校生。

単純な役者としての悩みだけではなく、高校生ならではの悩みも乗り越えながら演劇に打ち込む姿が描かれています。

プロの役者ではなく、あくまで彼らは高校生です。

そんな彼らが別人になりかわり、別世界を創り上げます。

そこで生まれる熱いドラマが本作の見所です!!

心理描写が細かい!


©『開演のベルでおやすみ』)

本作は心理描写が細かく描写されています。

説明的なセリフはそこまで多くありませんが、主人公の心情描写が結構多めです。

単純に字が多くなるコマが多いですが、特に読みにくさは感じませんでした。

むしろ繊細すぎる主人公の心情がガンガン伝わってくるので、感情移入しやすくて良いと思います!

テンポも良くてダラダラしていないのも好印象!

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漫画「開演のベルでおやすみ」まとめ


©『開演のベルでおやすみ』)

高校演劇を題材にした面白い作品です!

現時点では期待していた以上に面白いと思いました!

青春漫画のような胸がアツくなるようなところもありますし、ダメダメだった主人公が演劇や仲間を通して大きく成長していく姿も見られます!

名作まではいきませんがWEB連載とは思えないクオリティなので読む価値はあると思います!

気になった方は是非読んでみてください!!

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この本の評価
ストーリー
(3.5)
画力
(2.5)
キャラ魅力
(2.5)
読みやすさ
(3.5)
オリジナリティ
(3.5)
総合評価
(3.0)