どうも!ぴえ郎です!毎日新しい漫画を漁りながら生活しています。
今回は舞台俳優が主人公の漫画を紹介します!
目次
漫画「マチネとソワレ」あらすじ
(©『マチネとソワレ』)
背表紙あらすじ
俺は俺を証明する。
この舞台の上で!
駆け出し舞台俳優、三ツ谷誠がついに掴んだ大チャンス。
その直後に訪れる、予想だにしない事象。
運命は、二人の役者を主役に選んだ。
自己顕示欲が火花を上げてぶつかり合う
演劇スターダム・サーガ、開演!
今回は小学館・月刊少年サンデーより『マチネとソワレ』という漫画を紹介します!
作者は『魔王JR』『Waltz』『VANILLA FICTION』でお馴染みの大須賀めぐみさんです。
名作を量産する漫画家さんなのでかなり期待できます!
本作は演劇を題材にしたストーリーで舞台俳優の青年が主人公です。
では早速内容と感想を紹介していきます!
※以下ネタバレも含まれているので注意
漫画「マチネとソワレ」感想
大まかなストーリー
- STEP.1駆け出しの舞台俳優・三ツ谷誠は主役を務めた舞台で成功を遂げた
(©『マチネとソワレ』) - STEP.2しかし、誠がどんなに成果をあげても天才役者の兄・御幸と比べられてしまう
(©『マチネとソワレ』) - STEP.3そんな誠が一流脚本家の舞台『ヴァニラフィクション』の主役に抜擢される
(©『マチネとソワレ』) - STEP.4この舞台で成功させれば世間の見る目が変わると思っていたが・・・
(©『マチネとソワレ』) - STEP.5発表記者会見での誠に対する質問は兄に関することばかり
(©『マチネとソワレ』) - STEP.6兄はもう5年前に死んでいるのに・・・
(©『マチネとソワレ』) - STEP.7一生兄の比較され続けるのか?と悲観的になる誠。そんなとき信じがたい光景を目にする
(©『マチネとソワレ』)
登場人物
(©『マチネとソワレ』)
三ツ谷 誠
本作の主人公。
駆け出しの舞台俳優。
演技の実力はあるのだが、天才役者の兄をもつが故に常に比較されてしまう。
他人の演技をほぼ完ぺきにコピーすることができる。
(©『マチネとソワレ』)
三ツ谷 御幸
誠の兄。
独特の雰囲気を持つ唯一無二の天才役者。
世間からも絶賛されているが地位や名誉には興味がなく、ただただ演技が好きでやっている。
(©『マチネとソワレ』)
世良 碧
パラレルワールドで出会った三ツ谷御幸の大ファン。
部屋は御幸のグッズで埋め尽くされるほど心酔している。
御幸に瓜二つの誠にテンションが上がり部屋にあげるが・・・。
(©『マチネとソワレ』)
世良 丞
碧の兄でありヤクザの若頭。
かなりのシスコンで碧に近づく男を許さない。
碧の部屋にいた誠を殺そうとするが・・・。
つきまとう兄の呪縛
(©『マチネとソワレ』)
世間からも注目され、天才役者と持てはやされる兄・御幸。
一方、役者としてそこそこの実力がある誠はどれだけ頑張っても兄と比較されてしまう。
そんな誠は一流脚本家の作品『ヴァニラフィクション』の主役に抜擢されることに。
世間から認められ、ついに兄の呪縛から解放されると思いきや、記者会見での質問は兄に関することばかり。
挙句の果てに舞台仲間や世間の人間からは”三ツ谷2号”と呼ばれる始末。
兄を越えない限り一生比較されてしまうのです。
天才役者の兄だが・・・
(©『マチネとソワレ』)
天才役者として世間からの人気が絶大な御幸ですが、5年前に死んでいます。
しかし、死んで5年経った今もなお、兄と比べられるかわいそうな誠。
元々『ヴァニラフィクション』の主役も誠ではなく、御幸だったのだが死んでしまったことで代役として誠が選ばれている。
ある日渋谷を歩いていると街頭モニターで『ヴァニラフィクション』の主役に選ばれた御幸の記者会見の映像が流れます。
昔の映像が流れているだけだと思う誠だが・・・。
兄が生きている世界へ
(©『マチネとソワレ』)
アパートの自室に帰るとなぜか鍵が刺さりません。
すると自分が住んでいるはずの部屋から見知らぬ女性が出てきます。
彼女の名は世良 碧。
1年以上前からここに住んでいるという。
混乱する誠ですがとりあえず部屋にあげてもらえることに。
(©『マチネとソワレ』)
碧にパソコンを借りて”三ツ谷御幸”と検索するとそこには、先日自分が演じたはずの役を兄が演じている動画があった。
何かのキッカケで兄が生きているパラレルワールドに来てしまったようです。
運命の出会い
(©『マチネとソワレ』)
死んだはずの兄が生きていることに混乱する中、碧の兄・丞が部屋にやってきます。
度が過ぎるシスコンでヤクザの若頭である丞は、誠が妹に手を出したと勘違いしてボコボコにします(‘Д’)
一時間まばたきしなければ解放するという無茶苦茶なことをいう丞。
しかし、この出会いが誠の役者人生を大きく変えます!
兄弟ならではの苦悩に共感できる!
(©『範馬刃牙』)
現実でも兄弟姉妹で比較されることもありますし、自分より優れている兄弟がいればコンプレックスを感じてしまうことはあります。
兄弟だけではなく会社の同期や同級生と比べられたことがある方は多いのではないでしょうか?
「◯◯君はまじめで成績も良いのにあんたは~」とかよくありますよね!(◯◯君側だった人にはわからない苦悩だと思います。笑)
そんな多くの方が一度は経験してるであろう苦悩が、本作では舞台俳優という特殊な世界ながら上手く描かれており、共感できる作品になっています!
『マチネとソワレ』が意味するものとは?
作品名の『マチネとソワレ』は、演劇に関係する言葉です。
フランス語でマチネが”朝・午前”、ソワレが”夕方・日暮れ”を指すみたいです。
これらは演劇用語としても使われており、マチネが昼公演でソワレが夜公演を意味しています。
本作では陰と陽や光と闇を表していて、世間からもてはやされている兄・御幸がマチネ(光)、兄の陰で苦しむ弟・誠がソワレ(闇)という意味が込められているのかなぁと思います。
ちなみに仕事などで観客が疲れているソワレ(夜公演)よりもマチネ(昼公演)のほうが観客のリアクションが良いそうです。
そう云う意味でもソワレの誠がマチネの御幸に勝てるのか?ってことにもかかっているかもしれません。
こうゆうところにも大須賀さんのセンスを感じますね!
親近感のある主人公が魅力!
(©『マチネとソワレ』)
演劇や役者の世界は一般人からすると”生きる世界が違う”や”遠い存在”というイメージでなかなか感情移入しづらいですよね?
しかし本作の主人公・誠の目標は天才役者の兄を越えることですが、その理由は「兄を見返したい」「自分のことを見くびっている世間をギャフンと言わせたい」というのはもちろん、もっとシンプルに「チヤホヤされたいし、圧倒的にモテたい」「いっぱい褒められたい」とすごく人間らしい動機です。
ほとんどの人の本音はそうゆうシンプルなものだと思います。
もちろん心から「人助けがしたい」「より良い世界にしたい」と思っている神や聖人みたいな人はいると思いますが。笑
(©『DEATH NOTE』)
正直で飾らないところに親近感が沸くキャラなので感情移入できるのが魅力です!
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漫画「マチネとソワレ」まとめ
(©『マチネとソワレ』)
名作を量産している大須賀さんなのでかなり期待してハードルが上がっていたのですが、それを楽々超えてくるぐらいめちゃくちゃ面白い!
過去作では、人がバンバン死んでいくような作品を描いていた大須賀さんですが、本作は打って変わって演劇の漫画ということですがさすがの一言!
漫画家としてのスキルの高さが伺えます!
全く別ジャンルですが、『魔王JR』『Waltz』『VANILLA FICTION』でも描かれた主人公の苦悩や葛藤、ちょっとしたBL要素が本作でも活かされています。
実写化もしやすいテーマなので可能性はありそうですね。
漫画原作の実写化で原作より面白かったと思える作品に出会ったことがないのであまり期待はしていませんが・・・笑
また、舞台・演劇を実際に見たことも興味もなかったのですが、本作を読んで一度見に行ってみたいと思いました。
今後の展開にもかなり期待できるので是非読むことをオススメします!
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- ヒューマンドラマが好き
- 演劇が好き
- 主人公の成長が見られる作品が好き
『魔王JR』『Waltz』『VANILLA FICTION』など大須賀めぐみさんの作品が好きな方は間違いなく楽しめます!
演劇に興味がない人でも楽しめる作品なので是非読んでみてください!