どうも!ぴえ郎です!毎日新しい漫画を漁りながら生活しています。
今回は美大受験をテーマにした漫画を紹介!
目次
漫画「ブルーピリオド」あらすじ
(©『ブルーピリオド』)
”背表紙あらすじ”
成績優秀、世渡り上手。
飲酒喫煙夜遊び好きで人望もあるリア充高校男子が
なぜか絵を描く喜びに目覚めた!?
美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語が開幕!
今回は講談社・アフタヌーンコミックスより『ブルーピリオド』という漫画を紹介します!
作者は超難関”東京藝術大学”に現役合格した経歴を持つ山口つばささんです。
実際に藝大合格した作者が描く作品なのでかなり説得力があり、リアリティのある漫画に仕上がっています。
美術に興味がない方でも楽しめますし、読み終えた後には興味が沸くと思います。
僕自身全く知識も興味もない分野ですが楽しめました!
美術についてのウンチクも多く描かれていますし、何より漫画としてかなり面白い!
それでは早速感想と内容を紹介していきたいと思います!
※以下ネタバレも含まれているので注意
漫画「ブルーピリオド」感想
大まかなストーリー
- STEP.1高校生ながら飲酒喫煙夜遊びに日々を費やす矢口 八虎
(©『ブルーピリオド』) - STEP.2明らかに不良の八虎だが成績は優秀で人望もあるリア充だった
(©『ブルーピリオド』) - STEP.3充実した高校生活を送りながらも目標もなく、どこか虚しさを感じていた
(©『ブルーピリオド』) - STEP.4そんなある日、芸術に全く興味がなかった八虎は美術部の先輩の絵に心を奪われる
(©『ブルーピリオド』) - STEP.5その衝撃をキッカケに芸術の魅力に引き込まれ、芸術の世界に身を投じていく
(©『ブルーピリオド』)
一枚の絵が人生を変える
(©『ブルーピリオド』)
主人公・八虎が芸術の世界に飛び込んだキッカケは、美術部の先輩の絵がキッカケです。
美術の授業で『私の好きな風景』をテーマに絵を描くことになりました。
そこで思いついた八虎の好きな風景は『渋谷の朝』でしたが、適当にやっても比較的良い点をもらえる授業なので適当に書いて終わらせようします。
そんな芸術に全く興味がなかった八虎が美術室で偶然見つけた絵に心を奪われます。
(©『ブルーピリオド』)
「芸術なんて才能がある天才にしかできない」と考えていたが、その絵を描いた先輩から才能だけでなく、努力と工夫の積み重ねだと教えてもらい考え方が変わります。
芸術の世界へ
(©『ブルーピリオド』)
先輩の言葉から真面目に『渋谷の朝』を描くことにした八虎。
渋谷の朝は彼の目には青く映っていたことから”青い渋谷”の絵を描きます。
(©『ブルーピリオド』)
その絵は友人や周囲の人間から褒められ、自分の描きたかったものが伝わったことで八虎は”初めてちゃんと人と会話できた気がした”。
芸術に生き甲斐を感じた八虎は、美大で最高難易度を誇る”東京藝術大学”を目指し奮闘します!
ちなみに数ある美大の中で”東京藝術大学”を選んだのは、親に負担を掛けさせないために学費が安い国立大学に絞り、その中でも圧倒的ネームバリューがあるということが理由です。
周囲からは不良とされる八虎ですが、親思いの優しい性格で好感が持てます!
高校生のリアルな葛藤
(©『ブルーピリオド』)
本作は将来について不安に思う高校生のリアルな葛藤が描かれます。
そこそこの大学に行って、そこそこ仕事につけたらいいと思っていた八虎が芸術の世界に興味を持ちます。
しかし、「芸術で食っていける人間なんてほんの一握りの天才かずっと努力してきた人間しかいない」と考えていた八虎は芸術に将来を捧げていいのか?という思いもあります。
そんな高校生にありがちな”好きなことをしたいという感情”と”将来への不安”、その葛藤が非常にリアルに描かれています!
最難関でネームバリューもある東京藝術大学に入ったからといって将来が約束されるわけではありません。
そんなところも八虎が悩む理由のひとつです。
表向きには勉強もできて、人望もあるリア充の八虎ですが中身は普通の高校生で心の中では様々な悩みを抱えており、感情移入もしやすいです!
センスだけではない芸術の世界!
(©『ブルーピリオド』)
天性の才能や感性を持っていないと芸術家にはなれないと思われがちですが、本作は論理的に遠近法やデッサンの書き方などのテクニックが描かれており、美術の知識が全くない方でも納得できる分かりやすい内容になっています!
芸術の知識をダラダラ書いてひけらかす感じは一切なく、さらっとわかりやすく書かれているのが好印象です!
また合理的な考えしかできなかった八虎が本気で芸術を楽しんで取り組んでいるのが感じられる作品です!
芸大出身だからこその説得力
(©『ブルーピリオド』)
本作の作者・山口つばささんは、八虎も目指している”東京藝術大学”に現役合格した経歴を持っており、説得力がすごい!
芸術大学について知識がないのですが、芸術大学を目指している人がどんな努力をしているのか?どんな苦労があるのか?どんなことを考えて芸術に取り組んでいるのか?など一般人が知りえない情報がふんだんに盛り込まれています。
しかもそれらは付け焼刃の知識ではなく、実際に藝大に合格した実績を持つ作者が描いているのでリアリティがあります!
山口さんは、大学在学中から漫画家になりたいと考えており、油絵の課題で漫画を書いたそうです。笑
そしてこの漫画に登場する絵画などは、実際に絵を描いている人(美大生etc)が描いています。
山口さん一人の漫画というより共同制作という感じですね!
絵のクオリティの高さに納得しました!
このマンガがすごい2018入賞!
(©『このマンガがすごい!WEB』)
本作は『このマンガがすごい!2018』2月のオトコ編で1位に選ばれました!
『このマンガがすごい!』とは、有名無名問わず、70〜200名前後のアンケート参加者が、前年10月1日から発行年9月30日までに単行本が発売されたタイトルの中から、最もお薦めしたい5作品をランク付けするというものです。(wiki参照)
この漫画がこんな上位?と思うことがよくあるランキングなのですが、本作は1位で納得の面白さです!
本作が読者に評価されていることがわかりますね!
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漫画「ブルーピリオド」まとめ
(©『ブルーピリオド』)
八虎が芸術の世界に身を投じる姿に胸が熱くなる作品です!
目標もなく周りに合わせてきた八虎が芸術の素晴らしさに気付く瞬間は鳥肌が立つこと間違いなし!
キャラの心情がひしひしと伝わってくる感じは他の漫画では味わえないほどです!
熱い!けど暑苦しくない!そんな作品!
僕自身美術館には数回行った事があるのですが、その時は「芸術とかよくわからない」と思考停止していてあまり楽しめませんでした。
しかし、この作品を読んだ上でもう一度行ってみたら今までとは違った感覚で芸術作品を楽しめるかもしれないと思いました!
芸術についての知識をダラダラ書かれていたら楽しめなかったと思いますが、1巻の最初の1ページ目に「ピカソの絵の良さがわからないから、それが一番スゴイとされる美術のことは理解できない」というセリフが書いてあり、僕も同じように考えていたのでこれを見た瞬間「面白そう!」と思いました!
TwitterなどSNSでは美大生やイラストレーターの間でかなり話題になっている作品で芸術のプロからも支持されています!
今年出た漫画でもトップクラスに面白いので自身をもっておすすめできます!
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