どうも！ぴえ郎です！毎日新しい漫画を漁りながら生活しています。
今回は筒井哲也さんの新作サスペンスを紹介！
2巻の紹介はこちら↓
漫画「ノイズ【noise】」2巻ネタバレ感想。拡大していく波紋・・・。物語は新たな局面へ！！
目次
漫画「ノイズ【noise] 」あらすじ
（©『ノイズ【noise] 』）
”背表紙あらすじ”
のどかな田園風景が広がる猪狩町では、
黒イチジクを地域の特産として、限界集落から一転、活況を呈し始めた。
そんな中、イチジク農園を営む泉圭太のもとに
鈴木睦雄と名乗る怪しい言動の男が現れる。
彼は１４年前に女子大生ストーカー殺人を犯した元受刑者だった。
平穏な地域社会に投げ込まれた異物が生んだ
小さな波紋(ノイズ)が、徐々に広がっていく・・・！！
今回僕が読んだ作品は、グランドジャンプで連載中の<ノイズ>です！
あの映画化された<予告犯>や近未来の日本での漫画家の苦悩を描いた<有害都市>などで有名な筒井哲也先生が描く衝撃のサスペンス漫画です！
筒井さんの作品なので全３巻とかで完結しそうですね。
筒井さんの作品は展開が早く中だるみがないのが魅力です！
背表紙・表紙を見た時点で「あー、絶対筒井さんの漫画やろなー(良い意味で)」ってなりました笑
表紙のイチジクが良い感じに気持ち悪さを出してますねー(-_-;)
ではもう少し深く感想交じりに内容を紹介していきます！
※以下ネタバレも含まれているので注意
漫画「ノイズ【noise】」感想
大まかなストーリー
- STEP.1舞台となるのは”元”限界集落主人公は集落でイチヂク農園を営んでいる
- STEP.2主人公の元に怪しい男が現れるこの男は14年前に発生したストーカー殺人事件を犯した元受刑者だった
- STEP.3妻と娘に近づくストーカー殺人犯集落に来ている主人公と別居中の妻と娘に目をつけた殺人犯・・・
- STEP.4殺人犯を追う主人公と警察妻と娘の身に危険を感じ現場に向かうが・・・
- STEP.5そして・・・
主な登場人物
（©『ノイズ【noise】』）
泉 圭太
今作の主人公は猪狩町でイチジク農園を営む。
別居中の妻と娘が猪狩町に来ている。
（©『ノイズ【noise】』）
田辺 純
同じく猪狩町で猟師と圭太のイチジク農園の手伝いをしている。
今回の事件のきっかけにいち早く気づいた切れ者。
（©『ノイズ【noise】』）
鈴木 睦雄
突如猪狩町に現れた怪しい中年男。
イチジクを盗み食いしているところ圭太と純に見つかる。
この男、１４年前に女子大生ストーカー殺人事件の犯人で１８年の実刑判決を受けているが
なぜか１３年目の今年に猪狩町に現れた。
（©『ノイズ【noise】』）
守屋 真一郎
睦雄が猪狩町にあらわれた日に猪狩町勤務になった新人警官。
純曰く”全く頼りになりそうにない、色白のお坊ちゃん”
前任の先輩警官から「地域社会の平穏を保つためにある程度の犯罪は時に目をつぶる必要がある」と言われている。
（©『ノイズ【noise】』）
畠山 努
愛知県警捜査第一課刑事。
１４年前起きたストーカー殺人事件の担当をしていたが依頼主が殺されてしまうという苦い過去を持つ。
現在も犯人の行方を追っているようです。
舞台は元限界集落
（©『ノイズ【noise】』）
舞台となるのは名古屋から車で約２時間、イチジクを特産品として一躍有名になった”元”限界集落の猪狩町。
ちなみに僕の地元もイチジクが特産品です(限界集落ではありません)。
イチジクで限界突破！した限界集落にストーカー殺人事件の犯人である鈴木 睦雄が現れるところから物語は始まります！
「あ、なんかこいつやべぇな」と思うような人を書くのが筒井さんほんと上手ですね(‘ω’)
中年で坊主、青ひげ、無駄に筋肉質、そして普段着にチョッキ・・・。
確定でやばいやつです！！！笑
（©『ノイズ【noise】』）
そんな元受刑者の鈴木睦雄が路上販売のイチジクを盗み食いしているところを圭太と純が発見。
注意するがとぼける睦雄はそんなことはどうでもいいと言わんばかりに、圭太のイチジク農園で働かせてくれと言い出す始末。
その時、純はなにかに気付いたように圭太に睦雄を追い返せと言います。
めずらしい名前から１４年前のストーカー殺人事件の犯人と気付いたみたいです。
こうゆう頭の切れるキャラが味方に一人でもいると安心して読めます。笑
（©『ノイズ【noise】』）
お土産と言って睦雄は、鹿肉のジャーキーをくれましたが怪しすぎますね|дﾟ)
たぶん人肉じゃないのか…という雰囲気です(-_-;)
圭太もなにかおかしいと思って突き返します。
おっさんのポケットから出てきたジップロックに入ったジャーキー…。
鹿肉やとしても僕は無理です。笑
忍び寄る魔の手・・・
（©『ノイズ【noise】』）
圭太たちに追い返された睦雄は偶然見つけた圭太の奥さんと娘に目をつける。
ちょっと出た前歯のおかげで気持ち悪さが限界突破しています！
圭太の家の近くで奥さんと娘を見つめる睦雄を発見した純は、
圭太に連絡し、新人警官の守屋とともに現場へ向かうが・・・。
１４年前のストーカー殺人事件
（©『ノイズ【noise】』）
ストーカー殺人事件の犯人である鈴木睦雄は現在養子に入っており
本名 小御坂 睦雄(こみさか むつお)から鈴木睦雄に変わっている。
それに気付いた愛知県警捜査一課の畠山は猪狩町へ向かう。
畠山が睦雄を追っているのには、ある理由がある。
その原因となったのが１４年前のストーカー殺人事件です。
（©『ノイズ【noise】』）
１４年前、ある女性からストーカー被害の相談を受けた畠山。
その犯人の睦雄を問い詰めるもシラを切りとおす睦雄を逮捕するに至らず逃がしてしまう。
その後、依頼者の女性は頭部を切断された状態で発見。
被害者の両親から激しく罵倒されてしまう。警察なんかに頼らなければよかったと・・・。
今後、主人公一行と警察が交差する展開になっていきそうですね！
睦雄追う圭太たち。しかしまさかの展開へ！？
（©『ノイズ【noise】』）
奥さんと娘の危険を感じ、２人が住んでいる名古屋へと帰し、
睦雄のもとへ…。
睦雄を納屋へ呼び出し、純が持つ猟銃で強引に何をしていたか問い詰める。
いきなり泣き出す睦雄。
しかし、警官の腰の拳銃をちらっとみたのに気付いた圭太は睦雄に向かって
N大ばりの渾身の悪質タックル！！！
（©『ノイズ【noise】』）
圭太を引きはがすために懐からナイフを取り出す睦雄！
しかし、地面に押さえつけることに成功した圭太！
激しい戦闘の末、危機を乗り切ったと安心したがこの後まさかの展開！
（©『ノイズ【noise】』）
むっつぁんまさかの窒息死！！！( ﾟДﾟ)笑
え？睦雄がこれから犯罪犯すんちゃうかったん？死んだで？
愛知県警が現場に向かっていると言う新人警官守屋。
てことで死体をなんとかしないといけなくなったわけです。
圭太たちは警察にばれずに死体を処理することができるのか！？
続きは自身の目で確かめてください！！
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漫画「ノイズ【noise】」まとめ
（©『ノイズ【noise】』）
いやーやっぱり読後の感想も、
『やっぱり筒井さんの漫画やなあ』
って感じでした！笑
いい感じに不気味でとにかく読みやすいという、いい特徴がバッチリ出ていました(^^)/
本当に筒井さんの作品はどれも映画化しそうな雰囲気です！
キャラの魅力依存ではなく、設定とストーリーで魅せるタイプの作家さんなので、俳優さんが演じても違和感がないというのが一番の理由でしょうか。
キャラの個性が強いと難しいですからね、、、
筒井さんの作品は読みやすく短編なので時間つぶしには最適に近い作家さんだと思うのでおすすめです(‘ω’)
2巻の紹介はこちら↓
漫画「ノイズ【noise】」2巻ネタバレ感想。拡大していく波紋・・・。物語は新たな局面へ！！
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- 邦画が好き
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- 短編漫画が好き
- 不気味なサスペンスが好き
- まとまった終わり方の漫画が好き
終わり方が綺麗にまとまった漫画が多い作家さんなので、読後感の気持ちよさを手軽に味わいたい人にはおすすめです！
また、<予告犯>の漫画、または映画が面白かった人は間違いなく筒井さんの作品は楽しめるでしょう(^^)/
邦画のサスペンスものが好きな方にはかなり外れにくい作家さんなので、huluなどでよく適当な邦画を見ている人にもおすすめです(‘ω’)
確実に一定の面白さを発揮してくれる作家さんなので他の作品もチェックしてみてください！
みんなの評価は？
Amazonのレビューで世間の方の感想もまとめてみます！
思っていたのと方向性がちと違った(4.0)一時は限界集落と言われながらイチジク栽培をきっかけに名を知られ、ふるさと納税で潤うようになった猪狩町。だがイチジク農場を営む泉圭太の近くに仕事を求めて一人の不審な男が現れたことから事態は徐々に暗転する。その男は14年前の女子大生ストーカー殺人犯。そうと知った圭太は妻子持ちゆえに強く警戒していたが……。
全く反省している様子のない元殺人犯、しかもこいつの面倒を見ていた老保護司は行方不明。
その不遜なキャラクターは読者にただならぬ不快感と恐怖を与えてくれますが、怪しいというだけでは排除もままならず。社会に戻ってきた元凶悪犯といかに共存あるいは対峙していくのか、という社会派サスペンスと思っていたら終盤の展開でびっくり。サスペンスといってもそっちへ行ってしまうのか…。一体どうなってしまうのか緊迫感はありますけど、せっかく同情していたのに悪手を打ってしま
った主人公を応援してよいものか微妙なことに。とりあえず次巻に期待。思えばイチジクは「禁断の果実」とも見なされる物ですが、さて…。amazon.co.jp
熟達の職人作家による新作サスペンス(5.0)この作家は、『予告犯』にしても『マンホール』やその他作品にしても、全３巻以内で無駄に長引かせることなく綺麗に物語をまとめて、それでいて長編小説を読んだような充実した読後感をくれる、熟達した職人作家のような存在といえる。
描画も丁寧で精緻なのだが、物語運びと同じように書き込みに無駄がなく、コマ割りもビシッと決まっている。
本作も１巻を読む限り、これまでの傑作群に連なってくれるような予感が十分している。amazon.co.jp
主人公側にも感情移入しづらい(2.0)明らかに「罰せられるべき人間」として描かれている鈴木は良いとして、成り行きで鈴木を手に掛けることとなってしまった主人公サイドにも上手く感情移入が出来ませんでした。正確には主人公の相方である田辺さん。
人一人の殺しに加担してしまったにもかかわらず、その状況だけでいっぱいいっぱいになる主人公と警官を前に「もうすぐ猟期だから銃じゃなくて別の鈍器で殴ったことにして誤魔化して」と、淡々と注文。
正直この違和感だらけの一言で「彼もサイコパスじゃないのか？」という疑念が生まれてしまいました。今のところ一番応援できるのは鈴木を追っていた年配の刑事さんだけですね・・・。
「正義の為にうっかりやってしまって犯罪者になりました」のお話は多いですが、この主人公たちには「逃げろ！逃げてくれ！！」と熱くなることがどうしても出来ない。amazon.co.jp
やっぱり作者の筒井さんの作品が好きな方には間違いないですね！
そして評価の通りサスペンスという面でも非常に評価が高くなっています！
低い評価はやはりと言っては何ですが、キャラの魅力面に関するもの。
筒井さんの作品は設定の面白さと、それが淡々と進んでいきスッキリまとまって終わるのが良さなので、かっこいいキャラが見たい！というような方には合わないので注意！
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