どうも!ぴえ郎です!毎日新しい漫画を漁りながら生活しています。
今回は市川マサさんの<僕はどこから>という作品を紹介します!
漫画「僕はどこから」あらすじ
(©『僕はどこから』)
”背表紙あらすじ”
文章を書き写すことで、試行をコピーできる
小説家志望の青年・竹内薫
人生に追い詰められた彼が、
エリートヤクザ・藤原智美の導きで
“自分さがし”を決意するとき、
大いなる犯罪の幕が上がる―—!!
あらすじからはイマイチ読み取れる要素が少ないものの、
主人公の特異な能力を裏社会で活かして行くパターンでしょうか。
“自分さがし”が強調されているのが気になりますね!
では感想を交えながらあらすじを紹介していきます!
※以下ネタバレも含まれているので注意
漫画「クイズ!正義の選択」感想
なにもないのが特徴の主人公
(©『僕はどこから』)
主人公・竹内薫は真っ白なキャンパスの様な人間。
“自分”というものが全くありません。
小説家志望ですが、何を書いても人のコピーになってしまいます。
しかし、これこそが最大の特徴。
自分というものが全くないからこそ、
“完全に他人の頭で考える”
という事ができるのです!
(©『僕はどこから』)
当然っちゃ当然ですよね(;・∀・)
ゴーストライターにならないか?という誘いを受けますが、これを受けるという事は“自分”として表舞台に立つ事との決別を意味します。
自分さがしで東南アジアに行く女子大生には
『自分さがし?日本生まれのお前は東南アジアにはない。まず自分を見つめ直せ。国内で。』
と思う僕ですが、それは自分さがし=自己表現とする邪心まみれのファッション自分さがしだからでしょう。
“自分”というのは何なのか?自己表現とは?という問題に何もない真っ白な薫が真っすぐ向き合い葛藤していく様にはとても共感できます!
正反対だが認め合う旧友
(©『僕はどこから』)
史上最年少で組長となった藤原智美。
現実は知りませんがよくあるインテリでシュっとしたスタイリッシュヤクザタイプですね。
(©『賭博覇王伝”零”ゼロ』)
このタイプではなく、
(©『賭博覇王伝”零”ゼロ』)
こっちのタイプですね。
大体かっこいいポジション付けになるキャラ設定!
もちろん零の中で一番好きなキャラも板倉です(‘ω’)笑
では、
このどう考えてもかっこいいヤクザ藤原
どちらかと言えば根暗な小説家志望の薫
正反対とも言える二人の共通項は同級生という事のみ。
しかし学生時代に薫の“他人の頭で考えられる”能力を活かして、藤原の妹の遺書を読み取り救う事ができました。
(©『僕はどこから』)
これにより正反対ながらお互いの良さを認め合う関係になりました!
ヤンチャな人気者だが大人しい子に敬意を示して認める事が出来るかっこいい奴なんです!
学校のアイドル大体ヤンキーと付き合うあるあるですが、藤原タイプのヤンチャ者なら素直に祝福できますね(‘ω’)笑
人生を変えるため裏社会へ
(©『僕はどこから』)
藤原は本題である裏社会の仕事について薫に説明します。
その内容は・・・・
替え玉受験!!!
このシノギで手に入る金は4000万円!成功時には薫と藤原それぞれ2000万円ずつ!
母の入院費もある薫にとって人生を変えるには十分すぎる金額ですし、薫の能力にはうってつけです(‘Д’)
(©『僕はどこから』)
ゴーストライター(新垣ルート)か裏社会の仕事か…。
薫にとって究極の選択。
(漫画的に)もちろん選んだの替え玉受験です(‘ω’)
その替え玉受験の内容とは
とある家庭の息子を一流大学に入学させること。
この家庭の長男はなんとしてでも一流大学に入学しなければならない!という依頼主の奥さん。
理由は十中八九親の見栄張りの為でしょう(‘;’)
(©『逆襲のシャア』)『エゴだよ それは』
しかし、親の見栄張りのため振り回された息子はコミュニケーションもまともに取れない精神状態。
そんな息子を母親は理解出来ません。いや、理解しようともしていません。
そんな中、薫だけが息子の書いた謎の回路図から気持ちを理解します。
薫が読み取った息子の感情は「僕を否定しないで!」
それを聞いた母親はそんなことどうでもいいと言わんばかりに
(©『僕はどこから』)
口に糸ひかせながらこの顔です。
ことわざで言うところの”糸引きばばあの暴れ節”です。
そんなこんなありましたが替え玉受験に挑む薫。
しかし、替え玉受験中にまさかの事態に、、、
(©『僕はどこから』)
なんと息子の怒り爆発( ゚Д゚)
糸引きばばあを殺してしまいました、、、
となると話がややこしくなります。
息子は社会的には受験中に母親が殺されたことになります。
息子のアリバイを薫が替え玉受験で自ら証明しています。
じゃあ警察からすれば
『第一発見者のお前は誰やねん?』
となりますが、裏社会のお仕事+親友の頼みという事で替え玉受験を白状できません。
というよりも小論文の替え玉が完璧過ぎて、これは本人以外ありえないという学者さんも現れて白状したところで信じてはもらえないでしょう。
(©『僕はどこから』)
ここから薫の本当の“自分さがし”。
自分を取り戻すためのストーリーの幕開けです。
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漫画「僕はどこから」まとめ
(©『僕はどこから』)
作者・市川マサさんの前作<A-BOUT!>は恥ずかしながら手を出していないのですが、この作品の雰囲気ならば是非読んでみたいなと思いました!
そしてこの作品は哲学的な問題をわかりやすく読ませる感じで青年漫画の深みは残しつつもポップに表現しているなという感じ。
ここら辺は少年漫画で人気作品を描いていた作者だからこそのバランスですね(*’▽’)
能力も超人的ではあるものの、現実離れしすぎて感情移入しにくい所まではいかない絶妙な能力。
絶妙な能力をやりくりする所は大須賀恵さんの<魔王 JUVENILE REMIX>に通ずる感じでしょうか。
(©『パパとムスメの7日間』)
とにかく入れ替わりものは基本的に好きですね笑
今後の展開は想像つきそうでつかないです!
元々なにもなかった自分を本当の意味で探さなくてはならなくなった薫がどうなるのか!?
この先は是非皆さんの目で確かめてください(^^)/
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- 地味な能力で立ち向かう漫画が好き
- サスペンスものが好き
- 先の読めないストーリーが好き
地味な主人公が地味な能力で立ち向かっていく感じは<魔王 JUVENILE REMIX>や<アイアムアヒーロー>、<DAYS>などが好きな人には合うと思います!
哲学的なテーマは興味があるものの、青年漫画で文字が多くて小難しくて挫折した、、、という人にはちょうどいいバランスで仕上がっているので是非おすすめしたいです!
みんなの評価は?
Amazonのレビューで世間の方の感想もまとめてみます!
まだまだ序盤(5.0)1巻だけではこの作品は判断できないでしょう。
これからの展開に注目したいです。amazon.co.jp
1巻では判断が難しい(4.0)市川マサ先生のA-boutが好きで久しぶりの新刊なので買わしてもらいました。
A-bout、バカビリーバーなどの男の喧嘩などとは違いバトルシーンが今のところ少ない印象でした。内容は主人公は文章の中だと他人になりきれ、高校生の頃の友達から(ヤクザになった)報酬をあげるからこの人物になりきれって感じでした。
見たこと無いようでどこかで見たことあるな~って感じの内容でした。正直A-boutのような1巻で、わ!これは面白い!とはなりませんでした。面白いのに変わりはないのですが何かひと味たらないなって感じでした。画力の方なのですがかなりアップしていてびっくりしました!A-boutの頃の絵も好きでしたが今回の作品の絵はとにかくストーリーとあっていて見やすいなと思いました!なのでこれからもっと面白くなればいいなと言う願いをこめて星4の評価です。amazon.co.jp
感想(2.0)文章を書くとその人物に成り切れる青年が知り合いの極道の若頭からある人物になりきって替え玉受験をやってくれと頼まれる話です。
この「文章を書くとその人物に成り切れる」という主人公の能力がわかったような解らんような。
本作の描写では説明が不足してるので、一行目に記した本題に入る前に先ず主人公の能力でひとつの問題を解決するみたいな話を第1話にしたほうがよかったんじゃないですかね。回想シーンがそれに当たるんだろうけど解り難いし。
なんでそういう能力を持つようになったかを匂わせる描写も必要だと思う。漫画の第1巻には読者の気を引くフックみたいなものを作ったほうがいいよ。
なんだか設定自体がよく解らないままで主人公が殺人罪で逮捕されそうに!とか展開しても話に付いていけませんよ。1巻の時点でどういう漫画なのかさっぱりわからないのでまだ全体の是非は判断できませんが、これだとあまり長く続かなそう。
あと、バイト先で女の子に勉強教えてあげるシーンで何の意味もない超ローアングルの構図になってパンチラがあるのは何なの?
シリアスな漫画でこういうまっったく必然性の無いお色気をやるのは止めた方がいいかと。見る方も嬉しくもなんともないわけだし。amazon.co.jp
基本的に次巻以降の期待感が感じられたという事での高評価が目立っています!
すぐにわかりやすい面白さを求める人には少し合わないのかな?という感じの評価もありますね。
作者の前作A-boutも評価が高かった作品なので、長い目で見てみたい作品ですね(*’▽’)