どうも！ぴえ郎です！毎日新しい漫画を漁りながら生活しています。
今回は兄が買ってきた都市伝説を元にした漫画が面白かったので紹介していきます！
目次
漫画「デガウザー」あらすじ
（©『デガウザー』）
”背表紙あらすじ”
多額の借金を返済するため、
貨物船の臨時作業員として船に乗り込んだ矢口求。
しかしそれは、壮大な人体実験の幕開けだった。
突如船が大きく揺れ、猛烈な頭痛とともに目の前の光景が歪み始める。
状況を把握するべく動き出した求の前には、
想像を絶する凄惨な光景が広がっており・・・・！？
最凶の都市伝説「フィラデルフィア計画」と現代社会が絡み合う、
驚愕の国家転覆サスペンス
背表紙のあらすじを見た感想は、都市伝説好きな僕的には、「フィラデルフィア計画」というワードが書いてあるのを見て、興味をそそられました(‘ω’)
また、“驚愕の国家転覆サスペンス”というのも、作者渡辺潤さんの前作<モンタージュ>を読んでいただけに期待が出ました。
というのも前作も「三億円事件」をキーワードに展開していき、物語が進むにつれてどんどんスケールが大きくなっていく感じで、今作も同様の作風なので一定の面白さは保証されているのかな？と感じました(‘ω’)
ということで、もう少し深く感想交じりに内容を紹介していきます！
※以下ネタバレも多少含まれているので注意
漫画「デガウザー」感想
主人公は元プロボクサー！！
（©『デガウザー』）
この作品の主人公は、元日本スーパーフェザー級2位のプロボクサーの矢口 求（やぐち もとむ）です。
現在は、競馬が原因で借金を背負っているが、闇金に”借金を帳消し”にできる仕事を紹介してもらいとある貨物船に乗船します。
ボクサーという設定が活きてくるかは今後に期待ですが、周りの全ての人が敵！？という展開もありえるので、ひ弱な主人公よりは状況を腕っぷしで打破に説得力が出るので良さそうですね。
いざ、乗船！！！
船内には、主人公と同じく借金を抱えた（クズ感漂う）人たちが、、、
（©『デガウザー』）
しばらくすると、依頼主と名乗る明らかに怪しいおっさんが登場！！
おっさんから告げられた仕事とは、、、
- 貨物船内の積荷の運搬作業
- 期間は3か月
- 出航は30分後の23時
- 借金は乗船時点でクリア
乗船しただけで借金帳消し！という事は、よっしゃー！ではなく、この時点で借金がどうとか、仕事内容が～とかの問題ではないことがわかりますね。
そうです。消えても支障のない人間が集められていただけです。
（©『賭博黙示録カイジ』）
そんなことには気づいていないクズたち（クズとはいってない）は、「人によって借金の額が違うのに仕事内容おんなじとかおかしいやんけ！」と喧嘩しだします。
まあ当然っちゃ当然です。笑
（©『デガウザー』）
そうこうしていると、突如船は激しく揺れ、猛烈な頭痛に襲われる主人公。
気が付くと、船内はクズたちの死体でぐっちゃぐちゃになっていました(^^;
（©『デガウザー』）
主人公は、うんこ中でトイレにいたため難を逃れました。笑
これが壮大な人体実験の幕開けです！！
では、冒頭でお話した「フィラデルフィア計画」について簡単に説明していきます。
「フィラデルフィア計画」とは
（©『デガウザー』）
今回この作品のベースとなっている「フィラデルフィア計画」とは、１９４３年アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィア沖合で米海軍が秘密裏に行った軍事実験です。
第二次世界大戦中、アメリカがドイツの磁気機雷による多大な被害を受け、その対応策として船体が帯びている磁気を消す必要があった。
その際用いられたのがあのエジソンに並ぶ科学者二コラ・テスラが発明した”テスラコイル”です。
テスラコイルとは、高周波・高電圧を発生させる装置で簡単に言うと電子レンジの超強力verです（笑）
この”テスラコイル”で米軍は、船体をレーダーから消す”ステルス化”しようとします。
当時は、レーダーは磁気により反応すると考えられており、強力な磁場を発生させればレーダーから消えるという理屈のようです(;^ω^)
米海軍は、駆逐護衛艦エルドリッチで実験します。結果は、、、
装置を起動すると船体は緑色の霧に包まれ、その後2500㎞以上離れた場所で発見されたそうです。
装置を停止すると船体は元の場所に戻ってきました(^^♪ﾖｶｯﾀﾖｶｯﾀ
しかし！船内は、焼死体や凍ってる人や壁と融合してる人など悲惨なことになっていました(/ω＼)
米海軍上層部によって真実は隠蔽されたとか、ただの作り話とか色々な説がありますが、なんであれこういう都市伝説はワクワクしますね！！
信じるか信じないかはあなた次第です！
漫画「デガウザー」での扱い
この作品内での「フィラデルフィア計画」の扱いは、現実と同じように”実際に起こった？都市伝説？”として扱われています。
そのアメリカで行われた「フィラデルフィア計画」を日本で何者か（国家？）によって、引き起こされます。
警察が敵？という恐怖…
（©『デガウザー』）
船からなんとか脱出に成功した主人公。
海に流され、意識を失い、病室で目を覚ます。
そこには、ニコニコした警察の姿が…。こいつら敵や。間違いない。
それに気づかず「大量殺人事件や！人いっぱい死んでんねん！」と警察に訴えかける主人公。
案の定聞く耳を持たない警察。
挙句の果てに借金はチャラになったからポジティブに考えろという始末(^^;
（©『デガウザー』）
その後、帰宅すると誰かが入った形跡が…。そして、見覚えのない謎のDVD…。
そのDVDの内容は、米海軍が行った「フィラデルフィア計画」のドキュメンタリー風映像。
警察も敵側と考えるとDVDを置いていったのは警察や国家以外の人間。味方かな？
※病院を訪ねてきたニコニコしてる人です。↓
（©『デガウザー』）
そうこうしていると警察官2人が訪ねてきてこの顔です（笑）
結構使い古された感は否めませんが絶対正義であるはずの警察が敵というのが僕的にはとても怖くそれでかつワクワクする展開です！
警察の采配一つでなんでもでっち上げたりできますし、指名手配されてしまえば周りの人全てが敵になります。
こうなってくると、近づいてくる人みんなが自然と怪しく見えてきて緊迫した展開が続きやすくて面白くなりがちですし、このパターンはわかっていてもハラハラできるので個人的には好きな設定です(‘ω’)
主人公を助ける謎の男
（©『デガウザー』）
警察に襲われていた主人公を助けてくれたこの男がDVDを置いていった犯人みたいです。
男の名前は藤明紅（ふじあき こう）。
なぜDVDを置いたのか？何者なのか？問い詰める矢口。
しかし藤明は「悠長に話をしている暇はないからさっさと荷物をまとめろ」と急かします。
襲ってきた警察官2人（内１人は処分済）を縛り、車に乗せて山奥に移動します。
（©『デガウザー』）
山に到着後、もう１人の警察官に何者か聞かれ、額の傷を見せる藤明。
その傷をみて「お前の親の件には関係ない！！」と警察官は急に焦り始めます。
ここまで残忍な殺し方をするのには警察に何か恨みがあるようですね(-_-;)
藤明の親もフィラデルフィア計画（仮）によって死んでしまったのか？
とありきたりな展開なのかなぁと予想していますが予想の斜め上をいく展開に期待しています！
謎の男と人生を交換!?
（©『デガウザー』）
このままでは追われ続ける矢口求。
追っ手と接触したい藤明紅。
利害一致した二人は人生を交換する事に。
そして、矢口(藤明紅)は藤明に指示された住所に向かいます。
すると、、、、
（©『デガウザー』）
あの時と同じ光景が(;^ω^)
このベチャクソに潰れた男性が、『お前も世界を救済したいんだろ？この神の雷デガウザーで』と言い残し息絶えました。
このデガウザーにそこまでの力があるのかは、まだわかりませんが何か大規模な事が起こる予感はバチバチにしてきました！
大きな組織も裏で動いていますし、政府？の陰謀に立ち向かう感じのストーリー展開は非常にわくわくしますね！
（©『遊戯王』）
是非このデガウザーで警察の罠を掻い潜って欲しいですね(^^♪
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漫画「デガウザー」まとめ
（©『デガウザー』）
と、読者に言わんばかりのハラハラ感がありました！
やっぱり個人的には警察まで敵という恐怖は凄く大きいですね(;・∀・)
あとタイムリープものでよくある、主人公の言う事が信じてもらえずに『はいはい。○○さんは今記憶が混同しちゃってるんですねー』みたいに流されてヤキモキする感じが本作にもあって個人的には割と好きでした(‘ω’)笑
同じく都市伝説に関連するこちらの漫画もおすすめ！
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- 巨悪に立ち向かうタイプのサスペンスものが好き
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まず同作者の<モンタージュ>が好きだった方には間違いなくおすすめできる作品です！
何の気なしに都市伝説や未解決事件を調べる様な人にも合うと思います！僕自身も完全にこれです(‘ω’)
グロ描写もあまりにドギツイのは苦手だけど嫌いじゃないくらいの人にはちょうどいいと思います！
みんなの評価は？
Amazonのレビューで世間の方の感想もまとめてみます！
ベテラン漫画家だけあって絵が上手いです。(5.0)イケメン主人公、興味深い物語の設定なので今後も期待。モンタージュのキャサリンの様なエロがあればなおよし！amazon.co.jp
アメリカの都市伝説「フィラデルフィア計画」を基にした新しい陰謀論(4.0)軍艦の磁気を消しレーダーから消失させる米軍の「フィラデルフィア計画」は副産物として実験艦が洋上を2500キロ瞬間移動したとされていましたが現在では数々の証拠を元に完全なデマと判明しています。
本作ではこれが実現し実験が繰り返されている世界であり主人公・矢口求は詳細を知らされぬまま実験体として参加、陰謀に巻き込まれていく物語です。
船上の実験から生還し組織から追われる身となったところで1巻分が終わっているので全体像が見えず何もかもこれからですが、アポロ計画をはじめとする政府の陰謀論はいつの時代でもワクワクするので続きが非常に楽しみです。実在する証拠を元にどれだけ大きなうそをつけるのか期待しています。
渡辺潤先生なので絵が見やすく多少設定に無理があっても物語にスッと入り込めるところも良いです。amazon.co.jp
感想(2.0)
トンデモ都市伝説、フィラデルフィア計画が実現・継続している世界で元ボクサーの主人公がその実験台にされそうになったところから始まるサスペンスものです。話のベースとなってるのが与太話なので微に入り細を穿つ設定や嘘の積み重ねが必要となると思うのですが、主人公が船の中で便所に行ってたので大事に成らずに済んだとか（待機室に全員入った時点でドアに鍵かけて閉じ込めろよ）、その辺がどうもザルで今一つ乗れません。
冒頭数ページがカイジのエスポワールまんまなのもどうかと思いました。これなら、大法螺かましまくってもっと派手な展開にして頂いた方が盛り上がるかな。amazon.co.jp
やはり都市伝説好きなのかどうか？が、この漫画の評価を大きく分けそうですね！
都市伝説なんて馬鹿らしい。って人からの評価は悪く、都市伝説好き！って人からの評価は軒並み高いです！
また、作者の前作<モンタージュ>を読んでいた人からは、やはり期待感から高評価につながっているようです(‘ω’)
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