どうも！ぴえ郎です！毎日新しい漫画を漁りながら生活しています。
今回は読後感最悪の鬱漫画を紹介します！
目次
漫画「ミスミソウ」あらすじ
（©『ミスミソウ』）
“背表紙あらすじ”
三角草。
この花は、厳しい冬を耐え抜いた後に
雪を割るようにして小さな花が咲く。
廃校が決まっている田舎の中学に転校した春花。
最後の卒業生となるクラスで春花を待っていたのは、
鬱屈した環境の中、静かに狂い始めたクラスメートによる凄惨なイジメだった――。
今回はぶんか社・ホラーMで2007～2009年まで連載されていた＜ミスミソウ＞という漫画を紹介します！
2013年には、加筆修正された完全版がアクションコミックスから上下巻で発売しています。
作者は＜ハイスコアガール＞や＜でろでろ＞でお馴染み鬼才・押切蓮介さんです！
2018年春には、実写映画も公開されて話題になりました！
ミスミソウは、鬱漫画として有名でかなり後味の悪い作品となっています( ﾟдﾟ )
押切さんの作品では定番の”幽霊”や”怪異”は一切登場しない、人間の心の闇を描いた作品になります。
ミスミソウほど読み終わった後、後悔した作品はありません！(もちろん面白いです)
それほど鬱展開満載の漫画です。
それでは早速感想交じりに内容を紹介していきます！
※以下ネタバレも含まれているので注意
漫画「ミスミソウ」感想
大まかなストーリー
- STEP.1中学3年生の春花と妹の祥子と両親は、父親の転勤により東京から過疎化が進む田舎町に引っ越してきた
（©『ミスミソウ』） - STEP.2しかし、春花は学校でひどいイジメにあっていた同級生たちは田舎特有の仲間意識が強く、卒業半年前に転校してきた春花が一緒に卒業するのが気に食わなかった
（©『ミスミソウ』） - STEP.3イジメは日々エスカレートしていき、ついには家族にまで及んだ
（©『ミスミソウ』） - STEP.4そんな毎日でも自分を気にかけてくれる唯一の同級生・相場 晄春花は相場がいてくれるおかげで今まで耐えてこれた
（©『ミスミソウ』） - STEP.5しかし、イジメはどんどんエスカレートしていく・・・ボウガンで狙われたりとイジメの範疇を超えている
（©『ミスミソウ』） - STEP.6そんな日々で体調を崩し、学校を休んだ春花のもとに同級生の佐山 流美が来て、学校に来るように説得するが・・・春花が転校してくるまで流美はいじめられており、春花が学校に来ないと流美がまたターゲットにされてしまう
（©『ミスミソウ』） - STEP.7流美の説得虚しく春花は学校に来なかった。そしてイジメの主犯格・小黒 妙子にひどい仕打ちを受ける
（©『ミスミソウ』） - STEP.8自分がいじめられたのは春花のせいだと考えた流美は、春花に復讐することを決意
（©『ミスミソウ』） - STEP.9春花を恨む流美は、春花の家族がいる家に放火した春花は出かけており無事だったが家の中には家族が・・・
（©『ミスミソウ』） - STEP.10この出来事をきっかけに春花は復讐の鬼と化す
（©『ミスミソウ』）
主な登場人物
（©『ミスミソウ』）
野咲 春花
父の転勤で田舎に引っ越してきた中学生の少女。
卒業間近に転校してきた春花のことが気に食わない同級生から部外者扱いされ、ひどいイジメを受けている。
クラスで唯一気にかけてくれる相場 晄のおかげで日々耐え抜くことができている。
（©『ミスミソウ』）
相場 晄
過去のある出来事が原因で転校してきた春花のクラスメート。
趣味は写真を取ることでプライベートでは常にカメラを持ち歩いている。
温厚な性格でイジメられている春花を気にかけており、春花の精神的支えになっている。
春花に好意をもっているが・・・。
（©『ミスミソウ』）
野咲 祥子
春花の妹。春花からは”しょーちゃん”と呼ばれている。
普段は春花に対して無邪気に振る舞っているが、心の中ではイジメられている姉を心配している。
放火により全身火傷を負い、危篤状態になる。
（©『ミスミソウ』）
小黒 妙子
春花のクラスメートでイジメグループのリーダー。
周囲のクラスメートを従え、春花をいじめているが自ら手を下すことはない。
春花が転校してくるまでは、流美をイジメていた。
以前は春花と仲が良かったのだが何が彼女を変えてしまったのか・・・。
（©『ミスミソウ』）
佐山 流美
春花のクラスメートで放火事件に関与している。
妙子に異常なほど執着しており、気を引くためならなんでもしてしまう危険人物。
最悪な学校生活
（©『ミスミソウ』）
父親の転勤によって過疎化が進む田舎に引っ越してきた春花とその家族。
卒業まで半年に迫った時期に転校してきた春花を田舎特有の仲間意識で部外者扱いします。
今まで苦楽を共にしてきた仲間の中に急に転校してきた春花。
そんな春花と一緒に卒業することが気に食わないクラスメートたち。
イジメは机の落書きに始まり、ゴミ溜めに教科書や靴を投げ捨てたりと日々エスカレートしていきます( ﾟдﾟ )
エスカレートするイジメ
（©『ミスミソウ』）
最初は靴を隠したり、机に落書きしたりのイジメでしたが日々エスカレートしていきます。
押しピンで刺したり、さらには春花の家族にまで魔の手は及びます。
（©『ミスミソウ』）
春花を心配した父が学校に相談に来るのですが、トチ狂った生徒に押しピンをつけた靴で蹴られます！
これだけならいいんです。(良いとは言ってない)
さらに調子づいたいじめっ子は、ボウガンで撃ってきます！
（©『ミスミソウ』）
既にイジメの範疇は超えています。
ウォーキング・デッドです。
（©『ウォーキング・デッド』）
唯一の味方・相場くん
（©『ミスミソウ』）
クラスメートからの陰惨なイジメを受けている春花ですが、イジメに耐えてこられたのは相場くんのおかげです。
クラスメートのほとんどが小黒妙子による恐怖政治で春花をいじめる中、相場くんだけは春花をかばいます。
”普通”の人なら見てみぬ振りするか、自分がイジメられたくないからイジメに加担してしまったりしてしまいがちですが、春花をかばう相場くん。
かっこいいですね！
放火され燃える家。復讐に燃える春花
（©『ミスミソウ』）
春花が学校に来ないことでイジメのターゲットになった流美は、春花に対して怒りを覚える。
そして流美は仲間とともに一線を超えてしまいます。
春花の家を放火します( ﾟдﾟ )
家の中には、妹と両親が・・・。
相場くんと一緒にいた春花は、遠くで上がる黒煙が自宅の方だと気づき急いで向かいます。
（©『ミスミソウ』）
しかし、家は炎に包まれており、絶望する春花。
相場くんが炎の中に飛び込み妹を助け出しますが・・・
（©『ミスミソウ』）
まだ息はあるのですが全身火傷を負ってしまった妹のしょーちゃん。
残酷にも程があります。
両親はふたりとも亡くなってしまいます。
（©『ミスミソウ』）
今まで我慢していた春花ですが、家族を殺されたことで復讐の鬼と化します。
殺したことを全く反省しないクズどもが後味悪すぎる・・・。
（©『ミスミソウ』）
この続きはぜひ皆さんの目で確かめてください！！
押切作品の中でも異色な作品
＜ミスミソウ＞は押切さんの作品の中ではめずらしく一切笑える要素がありません！
押切さんの作品は、ギャグやホラーギャグなどが多いです。
ホラー要素のないギャグ漫画＜ぎゃんぷりん＞などはもちろん、完全ホラーよりの＜サユリ＞でも多少笑えるところがあります。
どちらもめちゃくちゃ面白いです！
（©『サユリ』）
しかし、この作品は笑えません。えげつないです。グロいです。怖いです。後味悪いです。
いや、ちょっと笑えるところあるかもしれない・・・
（©『ミスミソウ』）
グロかったり後味の悪い漫画なんて山ほどありますがこれ以上の作品に僕はまだ出会ってないですね。
押切作品が好きっていうのもありますが・・・笑
ほどほどにグロい！
この作品に出てくるのもいつもの見慣れた押切作品のキャラです！
押切さんの描くキャラクターは癖が強く、同じようなキャラばかりなのに不思議な魅力があり、感情移入しやすい！
一見グロさとはかけ離れた絵のタッチですがミスミソウはなかなかグロいです。
（©『ミスミソウ』）
読んだことを後悔するほどの鬱展開
この作品は読み終わった後、読んだことに後悔します！笑
アメリカ映画みたいなハッピーエンドが好きなハッピーボーイは間違いなく後悔することでしょう！
（©『ガキの使いやあらへんで』）
なぜならこの漫画、後味が悪すぎる！(褒め言葉)
何も悪いことをしていないただ転校してきただけの少女が家を燃やされ、両親を殺され、妹を・・・
押切さんが描く可愛らしいポップなキャラクターからは想像できないほどのえげつなさです！
家を放火して春花の両親を焼き殺したあとに
流美
こいつ完全にイッちゃってます。
登場人物ほとんどがこのようなヤバイ奴です。
ぜひ読んで最悪の鬱展開を味わってみてください！！
実写映画化！
（©『映画 ミスミソウ』）
2018年4月には実写映画化もされ話題になりました！
キャストはコチラ↓
（©『ミスミソウ 公式サイト』）
原作のイメージをそこまで崩していないキャスティングでいい感じですね！
ネットでの評価は賛否両論のようですがどうでしょうか^^;
まあ実写映画が原作を超えることは難しいですが、漫画と映画は違うので原作を汚さない程度であれば僕はいいと思います！
原作通りのストーリーなら普通に楽しめそうですが・・・
僕はまだ見れていないのでまた見たら感想を書きたいと思います！
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漫画「ミスミソウ」まとめ
（©『ミスミソウ』）
後味が悪いながらもめちゃくちゃ面白い作品です！
胸糞悪さは他の鬱漫画の比にならない圧倒的なものです！
押切作品が好きな方はもちろん読んだことがあると思いますが、まだ読んだことがない方はぜひ覚悟の上読んで欲しいですね！
ミスミソウを読んだ後に押切さんのギャグ漫画を読むとテイストの違いに驚くと思います！(キャラはほぼ同じです笑)
押切蓮介のおすすめ漫画紹介記事はコチラ！
押切蓮介のおすすめ漫画ランキング！11作品紹介！
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- グロ描写が好き
- サスペンスが好き
- 鬱展開が好き
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逆にハッピーエンド好きな方は、読んだ後後悔すると思います。笑
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