漫画「子供を殺してくださいという親たち」ネタバレ感想。精神病の恐ろしさを描いた衝撃のノンフィクション!!

どうも!ぴえ郎です!毎日漫画を漁りながら生活しています。

今回は漫画業界を激しく切り込んだ作品を紹介!

漫画「子どもを殺してくださいという親たち」あらすじ


©『子どもを殺してくださいという親たち』)

”背表紙あらすじ”

家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘・・・。

現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てるーーー!!

衝撃のノンフィクションを完全漫画化!

今回は新潮社・月刊コミック@バンチより〈「子どもを殺してください」という親たち〉を紹介します!

原作は本作の主人公でもある、トキワ精神保険事務所の創業者の押川剛さん、作画は『マトリズム』などでお馴染み鈴木マサカズさんです!

本作は押川さんが実際に”精神病患者やアルコール中毒者”を通して経験した実例を元に完全ノンフィクションで漫画化した作品になっています。

かなり食い込んだ内容の作品なので、考えさせられるエピソードばかりで読み応えがあります。

それでは早速内容と感想を紹介していきたいと思います!

※以下ネタバレが含まれているので注意

漫画「子どもを殺してくださいという親たち」感想

登場人物

©『子どもを殺してくださいという親たち』)

押川 剛

本作の主人公。

トキワ精神保健事務所の創業者であり現所長。

精神疾患を患う人間が社会復帰できるように”説得”でサポートする。

©『子どもを殺してくださいという親たち』)

実吉 あかね

トキワ精神保健事務所のスタッフ。

押川と共に行動し、サポートする。

現代社会の闇に切り込む


©『子どもを殺してくださいという親たち』)

本作は現代社会で問題になっている子どもが親を殺したり、またその逆に親が子どもを殺したりするような事件にも繋がってくる社会性に問題がある人がテーマの作品です。

最新の話題で言うと「子ども部屋おじさん(こどおじ)」も本作の内容に当てはまります。笑

そんな社会問題にもなっていることを実際に押川さんが体験した事例を元に描かれているのが本作です。

実例を元にしているので、スッキリしない終わり方をするエピソードもありますが、そこが本作の魅力でもあります。

現実は漫画やアニメのように全て都合よくいくわけではないということですね。

考えさせられる作品


©『子どもを殺してくださいという親たち』)

本作は色々と考えさせられる作品です。

社会問題にもなっているニートや依存症はもちろん、統合失調症などの精神病に至るまで描かれているので、かなり考えさせられます。

個人的には子どもを作るのが怖くなるような内容ですね。笑

自分の育て方が悪く、作中に登場する子どものようになったらどうしようという不安に駆られます。

子供だけでなく、自分が精神病になるかもしれませんし、親に迷惑を掛ける可能性もあります。

既に迷惑を掛けていないとは強く言えませんが・・・・笑

かなりシビアな内容をノンフィクションで描かれているので、なかなか心に響くものがある作品です。

子どもを持つ親御さんに一度は読んでもらいたい作品なので、気になった方は是非!(結婚もしてない若造が偉そうにすみません!笑)

オムニバス形式で読みやすい


©『子どもを殺してくださいという親たち』)

本作は各エピソードがオムニバス形式で描かれており、非常に読みやすくなっています。

各エピソードでは、統合失調症の子どもを持つ親の話や引きこもりの息子を更生させたい親など押川さんが実際に体験した事例が描かれています。

長くても前後編の2話で完結するので、気軽に漫画を読みたい方におすすめです!

でも内容は重たいのでそこは注意が必要です!

エピソード紹介

本作に描かれているいくつかのエピソードのあらすじを紹介します!

【ケース1 精神障害者か犯罪者か】


©『子どもを殺してくださいという親たち』)

依頼があったのは二週間前。

トキワ精神保健事務所に訪ねてきた依頼者は現在の状況を押川に話しだした。

依頼者によると慎介という息子が家庭内で暴れたり、奇行に走り手がつけられないという。

慎介は学生時代、成績優秀で大学は法学部に入れることが確実だったようだ。

しかし、受験を前にした慎介は突然モチベーションが下がり、法学部には入ることは出来なかった。

その後、突然訳のわからないことを叫んだり、飼い猫を殴り殺したりと奇行に走ったそうだ。

精神科によって「統合失調症」と判断され、薬を処方されたのだが、状況は回復どころか悪化していく一方だという。

そして、手がつけられなくなった母親は押川の元を訪ねた。

依頼者宅に着いたトキワ精神保健事務所の所長・押川とスタッフの実吉は、庭先で全裸で素振りをする男を発見する。

ひと目で彼が問題の人物・慎介だと察した押川。

問題解決のため押川は慎介を説得するのだが・・・・!?


【ケース2 親と子の殺し合い】


©『子どもを殺してくださいという親たち』)

今回の依頼はアルコール依存症の息子をなんとかして欲しいというもの。

息子の名前は木村則夫(39)。

則夫は現在精神病院に入院中だが、回復が見込めないので転院することになった。

その迎えに来た初対面の押川に対し、いきなりタバコをねだる則夫。

初対面の人間に対して「タバコをくれ」「ジュースを奢れ」と平気で言えるのは依存症患者の特徴の一つだという。

このような人間は他人への依存心が強く、他人を利用することに長けており、立ち回りが非常に難しい。

則夫は一ヶ月前に警察沙汰を起こしている。

酒を飲み酔っ払った則夫は、包丁を持ち父親に切りかかり大怪我を負わせた。

その事件をキッカケで押川の元へ相談に来たというわけだ。

しかし、アルコール依存症になった原因は本人だけではなく、両親の育て方にも問題があったようだがはたして・・・・!?

漫画を無料で読む


無料で読める漫画多数! アニメ放送中の話題の作品やオリジナル作品をアプリで気軽に読もう!
サンデーうぇぶり-小学館のマンガが毎日読める漫画アプリ
サンデーうぇぶり-小学館のマンガが毎日読める漫画アプリ
開発元:SHOGAKUKAN INC.
無料
posted withアプリーチ
※現在『ゾン100』『古見さんは、コミュ症です』など無料で読める漫画多数!

漫画「子どもを殺してくださいという親たち」まとめ


©『子どもを殺してくださいという親たち』)

社会問題にもなっている精神病を患った人を実際にサポートしている作者さんの実例がノンフィクションで描かれているリアリティ満載の作品です。

漫画的ご都合主義は一切なく、ノンフィクションということもあり、終わり方は後味が悪いものであったり、スッキリしないものが多いですが、そこが本作の魅力でもあります。

全てが思うようにいかないやるせなさが、ノンフィクションらしくリアリティに溢れています。

読者の心に響くようなリアルな描写・展開は非常に読み応えがあります。

気になった方は是非読んでみてください!

カルト宗教の真実を暴くコチラもおすすめ!

漫画「テロール教授の怪しい授業」ネタバレ感想。知らない人はテロリスト予備軍!?テロとカルトの真実を暴く!

無料アプリで漫画を読む!


僕は漫画収集自体が趣味なので、普段は紙媒体で買っていますが、スマホで気軽に読むことも好きです!
お好みのアプリをインストールして、早速無料で漫画を楽しみましょう!!

ebook japan

圧倒的作品数!ない漫画を探すほうが大変なぐらい豊富です!
1500作品以上が無料で読めるのも魅力!無料で試し読みし放題なのもうれしい!
マンガebookjapan
マンガebookjapan
開発元:Yahoo Japan Corp.
無料
posted withアプリーチ

マンガワン

小学館が運営する日本最大級のマンガアプリ!
「週刊少年サンデー」「月刊少年サンデー」の作品やマンガワンでしか見られないオリジナル作品など数多く掲載!
マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信
マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信
開発元:SHOGAKUKAN INC.
無料
posted withアプリーチ

マンガUP!

スクウェア・エニックスが運営する人気マンガアプリ!
アニメ化されたマンガも数多く掲載されており、10代や20代の男性に支持されています!
マンガUP!
マンガUP!
開発元:SQUARE ENIX
無料
posted withアプリーチ

マンガPark

「ヤングアニマル」などでお馴染み白泉社が運営するマンガアプリ!
伝説の名作から最新作まで全部無料で読み尽くそう!!
マンガPark-話題作多数!人気漫画が毎日更新で読める
マンガPark-話題作多数!人気漫画が毎日更新で読める
開発元:HAKUSENSHA.INC
無料
posted withアプリーチ

マンガBANG

毎日無料でマンガが読める人気アプリ!
全巻無料作品やキャンペーンも度々実施されているので、マンガ好きなら必見です!!
マンガBANG!
マンガBANG!
開発元:Amazia, Inc.
無料
posted withアプリーチ

こんな人におすすめ!

  • リアリティのある作品が好き
  • 気軽に読める作品が好き
  • 社会問題に切り込んだ作品が好き

ノンフィクションということでリアリティのある作品が好きな方におすすめです!

同作者の『マトリズム』が好きな方も楽しめると思います!

この本の評価
ストーリー
(3.5)
画力
(3.0)
キャラ魅力
(3.0)
読みやすさ
(4.0)
オリジナリティ
(4.5)
総合評価
(3.5)